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大きな損?特命契約~建築費の秘密~

特命契約とは、賃貸マンションを建てる場合などに最初からほぼ特定の建築会社とのみ話を詰めてゆき、契約まですることをいいます。
建築会社の営業マンが訪問してきて具体的な話になり、その会社とだけ交渉し契約する場合、または人に紹介された建築会社一社と打ち合わせ、契約した場合もそのように呼ばれます。

chapter01 特命契約は損?

特命契約はかなり割高な工事費であることが多い

特命契約の場合、それを請負った建築会社は一般的に相当の旨味を得ることができます。なぜなら、競合がないからです。私たちが実際に入札などをした場合に比べると、2割~3割、場合によってはそれ以上も高い工事費となっていることが少なくありません。建つ建物の内容が同じものなのに金額が高ければ、建主は間違いなく損をしているということになります。ただ、多くの建主の方はそれに気づかずにいるだけのことで、分かっていればそう簡単に納得はされないことでしょう。しかし、建物には定価がなく、電気製品などの購入のように比較はできないため、特命契約が一般的なこととしておこなわれているのです。

高い金額で契約したのに、その多くは建築会社の利益になっている!?

建築会社を信頼し特命契約をした場合、割高の金額で工事発注をしたからといって、建物の内容がよいとはいえないことがあります。それは、必ずしも工事費の高い分が工事予算(原価)にまわされて建主に還元されているのではなく、その部分は建築会社の利益とされてしまうことが多いからです。

問題のあるケース

元受会社である全体工事を請け負う建築会社をゼネコンといい、その下で各種の工事(建築、電気、給排水、昇降機、外構、解体など)を請負う会社をサブコンといいます。
元受会社は競争もなく、顧客からは言い値で工事を受注しているのに、サブコンには厳しく仕事を発注し、少しでも利益をあげるということは、建築業界ではめずらしいことではありません。
現在のような不景気で上手く仕事の受注ができず、役所工事などを無理して受注、不採算工事も請けなければならないとなれば、とれるところから利益を上げるというのは建築業界では当然のこととして行われています。

chapter02 特命契約は、品質面でも間違いなくマイナスです

通常は、建築会社といざ工事契約となれば、詳細の仕様、設備内容、使うメーカー、材料の数量など明記し、詳細にわたる見積りを添付して契約をするのですが、特命の場合の契約では、概算金額による契約となり、ほとんど大項目の見積りしか載っておらず、使う品物のリストが明記されていない場合があります。
請負金額のみ決まっているのに中身の詳細が定められていないのは、建築会社にとって、価格の低い仕様に調整するなど実行予算を落として利益を確保する上で、またとない契約形態であると言えます。しかしながら依頼者にとっては、品質を確保する上ではまったく逆となってしまうことになります。

エイゼットでは、しっかりと建物の内容、仕様等をお客様本位で決め、
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