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一括お任せ工事と設計事務所監理工事、品質はどちらが上?

chapter01 「設計・施工一括で責任体制を明確にします」は注意が必要!!

設計、施工を一社に任せる場合は品質面に問題が起きる可能性が高くなります。
欧米では、設計、監理者を施工会社と同じにするということは考え難いことです。なぜなら施工会社と建主とは、建てるという目的は一緒でも、つまりは売り手と買い手、その利益において相反する部分があるからです。それに対し設計事務所は依頼主の利益の代理人として公正に目的を達成しなければなりません。
設計事務所は依頼者の立場から仕様、設備等を詳細に限定し、品質を定めた設計図書を前提にして施工者を選びます。そして工事中はその通りに工事がおこなわれているか、また、手抜き、ミスがないかを、あくまで依頼者の利益を念頭において見張るのが義務となり、責任となります。
それに反し、作り手である施工者に、設計、監理まで任せるということは、見張る人間がいないということに等しくなります。悪い言い方をすれば「なんでもあなたの好きにしてください、ミスがあっても上手く処理できるなら、内々で穏便にやってください」と言っているのと同じことなのです。

次の例は、私たちが工事を監理していて、実際にあったケースですが、依頼者側に立つ監理者の重要性がお分かりいただけると思います。

実例1.
実例1 杭を打設中に、打ちこむコンクリートの予定量が計算数値より少なかったのですが、原因として、砂地のため、コンクリート打設中に途中から砂が崩れ、混ざったのではないかと想定されました。ゼネコンとしては、すでに打ったコンクリートを生かして途中からつなぎたいというような意見がだされましたが、それでは十分な強度が期待できないと私たちは判断、打った杭を抜いて、打ち直しを主張。結果、機器を入れ替えて既に打った杭を粉砕し、抜き取り、再度ケーシング工法により新設しました。
実例2.
実例2 基礎工事中、基礎の主要な鉄筋を、事前に指示していたにも関わらずケアミスで切断してしまいました。溶接によりつなぐ案がゼネコンより提示されましたが、実はこれは施工上では構造上大きな問題でした。とりあえず、工事を中断、専門家による対応案をだし、それに基づき対処させました。監理者不在の場合、その場で溶接してしまい、報告さえされずに問題にもされない可能性のあるケースです。
実例3.
実例3 エレベーターのメーカー指定を大手メーカーにしていたのですが、ゼネコンより、仕入れ値が安いということで知名度の低い他のメーカーへ変更したい旨求められました。実は仕入コストがかなり違うのです。当然、それは却下。
使うものを指定していてもこのようなことがあるのです。ましてや建物には詳細に設計図書を作っても、使う部材を決めていく工程がたくさんあります。その仕様の判断はあくまで設計者にあるのです。建主に有利にするか、建築会社に有利に選定するかで大きな差がでてしまいます。

「現場管理」と「現場監理」の大きな違い

現場管理と現場監理とでは読み方は一緒なのですが、まったく異なるものです。
現場管理とは施工者側がおこなう建築会社の施行の管理を差し、工期のなかで契約した建物を完成させることが仕事です。一方現場監理は契約された図面の仕様に基づき、その通りに施行されているかチェック、あるいは指示することで、通常は設計事務所がこれをおこないます。前者を竹管(タケカン)、後者を皿管(サラカン)と呼び区別しています。しかし決定的に異なるのは施行側の管理者は、工事を完成させるだけでなく、その現場で利益をどれだけだせるかという使命もあるということです。それに対し、現場監理者は、依頼者の利益を守り、品質をどれだけ向上できるかが使命なのです。つまり、それぞれ建てるという目的は同じですが、ある意味では相反する立場にいるということになります。
公共工事、欧米の建設工事では設計と施工を同一業者に委ねるなどは考えられないのは、以上の理由によるものなのです。

エイゼットでは、施工会社を入札で決定するだけでなく、しっかり建物を見張ります。
手抜き、施工ミス、あるいは定められた仕様などが下げられてないかなどをチェックするなど、
お客様の利益を守ります。

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